左の首と背中が痛い、朝起きたて腰が痛い、ももの前側が痛い。
- 2024年02月08日
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秋田市東通(ひがしどおり)にある整体院のブログです。
フランス政府公認のオステオパシー学校であるスティルアカデミージャパンで、オステオパシーを学んでおります。(現在5年生です)
こんにちは。2月ですがめずらしく秋田は春のような陽気です。プロ野球もキャンプインしたということなので、我々も気合い入れて仕事も勉強もがんばっていきたいと思います。
では当院でオステオパシー整体を受けていただいている方の症例報告をさせていただきたいと思います。
■左の首と背中が痛い、朝起きたて腰が痛い、ももの前側が痛い/80代女性/専業主婦
■症状/お悩み
・左の背中が昔からずっと痛い。今日はそれほど痛くない。本人的には数十年前に自転車で転んでケガをしたのが原因ではないかと思っている。
・朝起きたてに腰が痛い。とくに左の腰が痛くなる。たまに便秘のときもあるがお腹の調子は悪くはない。
・歩いているとだんだんもも(大腿)の前側が痛くなってくる。左右どっちもだけど、とくに左が多い。
■全身まるごとオステオパシー検査
・まず痛みを起こしている場所としては、左の首と背中は「左の僧帽筋」。腰は「左の仙腸関節」と「腰椎と仙骨の左側の椎間関節」。ももの前側は「大腿直筋」でした。
・立位で観察をすると、全体的に左に丸まり込んでいるような姿勢。
・立位でファシア(筋膜)の傾聴をすると、左の前側で短い距離でストップ。左の鎖骨から胸骨のあたり。座位でも同じ。
・仙腸関節のテストは左がポジティブ(左の仙骨片側後方)。第12肋骨のテストも左がポジティブ。
・脊柱のテストでは、とくに胸椎3、4番と腰椎3、5番に機能障害。
・下肢のテストでは、左右の下腿骨間膜にテンションとくに左。左膝(左脛骨前方機能障害)。左の膝蓋骨下方機能障害。左の大腰筋に緊張。左の股関節内旋機能障害。
・腹部のテストでは、S状結腸内方上方機能障害。左の恥骨膀胱靭帯。左の骨盤底筋に緊張。
・上肢ー頚部内臓ー頭蓋のテストでは、左の肩甲骨と左の胸肋鎖関節と肩鎖関節に強いブロック。とくに左鎖骨の動きが少ない。それから左側の頚部内臓でとくに舌骨から下の部分にテンションあり。
■オステオパシー施術/まとめ
今回の女性のケースは、たくさん症状がありどこから施術をしていくか少し考えましたが「複雑なときほどシンプルに施術をする」「はっきりと身体が表現をしている機能障害をまず施術する」というオステオパシーの原則に基づいて施術をスタートしていきます。
なので自分で行ったファシア(筋膜)の傾聴やルーチンテストで気になった「お腹のゾーン」から施術を始めていきました。施術部位としては、S状結腸と左の恥骨膀胱靭帯、左の大腰筋です。右と比べるともうちょいですが、左股関節の内旋もかなりニュートラルに近くなりました。
それから左仙骨の施術をして、仙腸関節と腰椎のチェックをすると機能障害はなく可動性もできました。
最後に鎖骨の動きをブロックしている可能性がある、頚部内臓とくに胸骨舌骨筋、胸骨甲状筋、甲状舌骨筋と浅頚腱膜と中頚腱膜の施術をしました。そして施術をしながらもなぜこのあたりの組織はこんなに縮こまって防御しているような感じがするのかと思い「日常生活でこの部分が痛いとか気になったりしたことはないですか?」と聞くと、そういえば数十年前にいろいろあって「甲状腺の外科手術」をしているということでした。
最初の問診では大きいケガは「数十年前に自転車で転んだのくらいです」と仰っていたのですが、もっと深掘りして質問をしてよかったです。
全体をルーチンでチェックしてみるとお腹のゾーンが気になりましたが、第一印象の全身のファシア(筋膜)傾聴では左の鎖骨あたりに興味をひかれたのが間違いではなかったんだなと自分としても納得できました。
施術後は「首肩のハリ」「背中の痛み」がすごく楽になったと言っていただくことができたので安心しました。
実際には何回か施術をしてみないとわかりませんが、左の頚部内臓のところが問題があって、そのまわりの組織がその部分を防御していたために、いつも左に重心がかかっていた結果として「腰痛」や「太ももの痛み」が起きていたかもしれませんので身体が今よりいいバランスになっていただくように2~3週に1回か症状が安定してきても1カ月に1回はオステオパシーを受けていただくようお伝えして終了となりました。メルシーボークーです。