自律神経失調症、慢性腰痛、股関節の痛み、足のむくみ感や重だるさ。
- 2024年04月16日
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秋田市東通(ひがしどおり)にある整体院のブログです。
当院は秋田で唯一フランス政府公認のオステオパシー学校を卒業したセラピストが施術いたします。
こんにちは。昨日の秋田市は予想最高気温が26°とかなり暑かったです。でも体感温度としては30°くらいでした。夕方すぎでも半袖で歩いている若者がたくさんいましたのでやはり30°くらいはあったのではないかと思っております。
では当院でオステオパシー整体を受けていただいている方の症例報告をさせていただきたいと思います。
■自律神経失調症、慢性腰痛、股関節の痛み、足のむくみ感や重だるさ/40代女性/派遣社員
■症状/お悩み
・仕事で荷重物を運ぶので、慢性的に腰痛がある。とくに最近は仕事の内容的にもハードだったため腰がかなりしんどい状態。
・右の股関節は10年以上前から状態がよくない。たくさん歩くと痛くなってしまう。
・足のむくみ感や重だるさがある。とくに右に多い。
・最近は仕事やプライベートでも忙しく、食べ飲みをし過ぎたり、寝不足だったり、かなり疲労もたまっている。
・自身としては、寝不足や疲れがたまっている時にお腹の痛みや不調(迷走神経反射)のようなことが月に1回ほどあるので自律神経のバランスもチェックしてもらいたい。
■全身まるごとオステオパシー検査
・全体のファシア(筋膜)の傾聴は右後ろで横隔膜よりも下のほうへ引っ張られているような感じ。座位では左前方で横隔膜より上のほうで引っ張られるような感じ。
・骨盤のテストをすると右の仙腸関節がポジティブ。小骨盤のテストをすると右がポジティブ。
・全体のオステオパシールーチンテストをすると、右の下腿骨間膜、右の股関節外旋とかなり圧迫されたような状態、右の腸骨前方とアウトフレア(骨盤が開いている状態)、小骨盤のうっ血、骨盤底筋、右の大腰筋、右腎臓下垂、小腸全体の下垂、腸間膜根。
・それから左の胸肋鎖関節、肩鎖関節、左の縦郭胸膜、横隔心膜靭帯。頚部内臓、後頭下筋などの機能障害を見つけました。
・頭蓋の四分円は左+、右++と左の頭蓋全体の柔軟性が少ない。
■オステオパシー施術/まとめ
今回の女性の施術としては全体のまるごとオステオパシー検査の結果として、まず骨盤と下肢のバランスに問題がたくさんありそうだったので骨盤のバランスと小骨盤のバランスとうっ血をとる施術をしました。
骨盤のバランスを崩している原因としては、腹部の内臓下垂や腸間膜根、腎臓の下垂がメインでした。
その結果として大腰筋や骨盤底筋などが緊張を起こしてしまい、骨盤のバランスが崩れているようでした。
腰痛や足の重だるさも腎臓の下垂や腹部の内臓下垂の影響により起きているものでした。
それから股関節の施術をすると、左と比べてかなり可動性が少なく、つまっているというかかなり圧迫されているような状態だったので、まずは関節周囲の組織を緩める施術をしてから少しずつ関節に対して可動性をつけるための施術をしていきました。
最初よりはけっこう可動性がよくはなりましたが、とくに股関節というのは骨盤や小骨盤、腹部内臓との関係も深くとても重要なので、今後も安定化と予防の目的で継続して施術をする必要があることをとお伝えしました。
すべての関節に言えることでなのですが、例えば股関節や膝関節の関節症になる前の最初の症状は「痛み」ではなく「動かしづらい」「違和感」などの可動性が悪くなってしまっている状態であることが多いです。
ですから関節症の予防のためにも定期的にオステオパシーの施術や関節の状態をチェックをしておくということを強くオススメいたします。「治療よりも予防」が本当に大切なんです。
では施術の続きですが、最後に自律神経のバランスを整えるために、太陽神経叢と頭蓋全体の膜を緩める施術を行い終了となりました。次回はまた2週間後に来ていただくことになりました。メルシーボークーです。
それではみなさんボンジョーネ。
P.S. 自律神経バランス測定結果ものせておきます。定期的に測定して疲労がたまっていないかチェックしておくのがオススメです。