気象病、肩こり、頭痛、めまい、睡眠が浅い、自律神経失調症
- 2024年08月30日
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秋田市東通(ひがしどおり)にある整体院のブログです。
当院は秋田で唯一フランス政府公認のオステオパシー学校を卒業したセラピストが施術いたします。
こんにちは。8月の後半ですが秋田もまだまだ暑い日が続いております。仕事終わりのビールがうまいです。もちろん日中は水分もたくさんとるように心がけておりますよー。
では当院で「自律神経バランス安定化のためのオステオパシー施術」を受けていただいている方の症例報告をさせていただきたいと思います。
■気象病、肩こり、頭痛、めまい、睡眠が浅い、自律神経失調症/60代女性/立ち仕事
■症状/お悩み
・3年くらい前に熱中症なってから体調不良が続いている。睡眠が浅く夜中に何回も目を覚ましてしまう。
・台風の前や梅雨時期になると肩こり、頭痛、めまいなどの症状が出てくる。肩こりはいつも右側に症状が出る。
・病院で様々な検査をしたがとくに異常はなく、自律神経失調症ではないかと言われている。
■全身まるごとオステオパシー検査&自律神経バランス測定
・自律神経バランスの測定結果としては、心拍(脈拍)リズムの変動が少なく「慢性疲労」状態で、自律神経そのものがあまり活発に働いていない状態でした。ですから交感神経、副交感神経の活動も低い状態で肉体疲労度がかなり高いようでした。
・全体のファシア(筋膜)の傾聴は右側ですぐストップ。座位も同じ。
・内臓の傾聴では盲腸の外側リガメント、下側リガメントの制限。胆嚢、肝臓の右三角間膜の制限。右側の頚部内臓隔室の制限などが見つかりました。
・頭蓋は左に対して右側全体の柔軟性が少ない。右の顎関節の可動性も少なく咬筋が緊張している。
■オステオパシー施術/まとめ
今回の施術としては、まず腹部内臓のチェックをすると盲腸にかなり強く制限がかかっていました。
最初に問診させていただいた時は、大きいケガや外科手術などの既往歴はないということでしたが盲腸の施術をしていると、「そういえば40年くらい前に盲腸(虫垂)が破裂して手術したことがあるww」と言われました。
だいたいみなさん昔の出来事は忘れていることが多いのですが、身体はここに制限がありますよーとしっかり教えてくれました。
盲腸の施術をしてからもう一度、腹部内臓のチェックをするとまだ肝臓の右三角間膜に制限があったのでリリースをしました。盲腸の制限や肝臓の制限があったために右側の肋骨グリル全体が前に引っ張られている印象でした。
ですから横隔膜の動きも少なくなってしまい、結果として呼吸をする度に右側の首肩がたくさん使われ右の首肩コリが起きている状態でした。
そして頭痛の原因になっている可能性がある頚部内臓と頭蓋の膜全体をリリースしてから、最後に自律神経のバランスを整え脳脊髄液の排出を促すためのオステオパシーテクニックを行い今回の施術は終了とさせていただきました。
施術後には「すごく全身が軽くなって、頭もスッキリした感じがする」と仰っていただきました。メルシーボークーです。
P.S. 自律神経バランス測定結果ものせておきます。定期的に測定して疲労がたまっていないかチェックしておくのがオススメです。