今年ラスト!!
- 2022年11月17日
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秋田市東通(ひがしどおり)にある整骨院のブログです。
フランス政府公認のオステオパシー学校であるスティルアカデミージャパンで、オステオパシーを学んでおります。(現在四年生です)
こんにちは。11/18~21までオステオパシー学校の授業に出席のためお休みとさせていただきます。
今回の授業は、フランスのリヨンにある本校のアンドリュー・テイラー・スティル・アカデミー学長でもあるイヴァン・ポポフD.O.の上部頸椎です。ポポフ先生は日本でいうところの体育会系の先生のような雰囲気です。実際フランスのプロサッカーチームの専属オステオパスとして活躍されており、2018年のサッカーワールドカップで優勝したフランス代表の選手も施術しているそうです。
そしてポポフ先生の授業中は謎の緊張感が走りピリッとしています。授業中はどんなアホな質問をしてもいいけど、試験の時に理解していないのは許さない的な感じでグイグイプレッシャーをかけてきます。さすがサッカー大国です・・・・・・。というのも頚椎、胸椎、腰椎、肋骨などのストラクチャーテクニックを行う時は、施術する人が自信がある場合しか使ってはいけないし、そうでないとテクニックが成功しません。なので検査方法、テクニック、施術する部位の優先順位、リスクファクター、禁忌などを徹底的にたたきこまれます。
少しオステオパシー的なお話をさせていただきますと、オステオパシーでは首が痛いからといっていきなり首の施術をしたりしません。例えばですが、左の首が痛くて筋肉も緊張しているとします。そして、オステオパシー検査で全体をチェックします。そうすると胃下垂が見つかったとします。胃下垂があると、左の横隔膜円蓋を下の方へ引っ張ります。横隔膜のメインの仕事の1つとして吸気がありますが下の方へ引っ張られているために本来の仕事ができなくなります。そうすると横隔膜のサブ的な役割がある斜角筋という首から第1肋骨と第2肋骨につながっている筋肉が痛くなります。ですが首を楽にするためにこの首の筋肉を施術しても何も意味がありません。首の筋肉ではなく内臓や横隔膜の施術をしないといけません。これがオステオパシーの考え方です。
有名なオステオパスの言葉で「からだが選んだ場所に下手くそなテクニックをする方が、上手なテクニックを術者がここだと考えた場所にするよりもずっとマシである」というのがあります。要は施術をする場所が最も重要であるということです。なのでちゃんと痛みの原因を考えて、分析して突き止めるのがオステオパシーです。
今回は今年ラストの授業なので4日間気合い入れて勉強してきたいと思います。では行ってきますー!サンテー!!